待ちくたびれて朝が来た
ピアスホールも綺麗にふさがって
またひとつ無かったことにした
後ろを見ず改札を抜けホームに上がる
全てうまくいったはず
きみは何も知らない
涙を溜めていたことも
足に重りがついたことも
どう思うの 何考えてるの
そんなの聞かなくてもわかるくらい
愛したつもり きみはどう思う
頭のいいきみをひとり
暗い部屋に残して
酷い冗談、痛みもない
居心地良すぎる東京に戻る
空になった街を歩いても
幻はやかましいままで
背を向けたのは二人だった
静かな部屋、冷蔵庫の音だけが聞こえる
狭すぎたベット シーツはまだ冷たいまま
変わったのは本当にきみだけだろうか
思ったより強か、可愛げもない私
どう思うの 何考えてるの
そんなの聞かなくてもわかるくらい
愛したつもり きみはどう思う
いい加減もう二人
魔法が解けてしまったの
少しでも次に会う日
きみが寂しそうならいいのに